保養の場としての温泉の正しい利用法

2011.11.05

若山牧水は、長い道のりを歩いて温泉旅館に行くと、到着した日は風呂に入らないと書いています。一日目は体を休めて、二日目から湯に浸かるというのですね。現代人はこれを聞くと「何のために温泉に行くのだ?」と思うでしょうが、本来はこれが正しい温泉の入り方。江戸時代などは、湯治場に到着するまでもっと日数がかかりましたから、二日目までは湯に浸からないのが当たり前でした。一日目はまったく湯に触れず、二日目はかけ湯だけして、三日目から入浴していたのです。

[参考サイトのご紹介]
瀬波温泉 大観荘
http://www.jalan.net/onsen/OSN_50202.html

乗鞍高原温泉
http://www.jalan.net/onsen/OSN_50187.html

あつみ温泉
http://www.jalan.net/onsen/OSN_50052.html

岩室温泉
http://www.jalan.net/onsen/OSN_50199.html

東京ベイ舞浜ホテル
http://www.jalan.net/yad377189/

いまは新幹線や車ですぐに温泉地まで行けるとはいえ、半日がかりの移動はやはり体力を消耗するものでしょう。仕事をしている人はそんなに長い休暇もとれないので、「入浴は二日目から」と悠長なことはいっていられないと思いますが、せめて到着してすぐに湯船に飛び込むような真似は避けてほしいと思います。部屋でお茶を飲んだりしながらしばらく体を休めてから、おもむろに湯に浸かる。それが「保養の場」としての温泉の正しい利用法なのです。




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