ウェルカム・アボードについて

2012.01.07

近ごろはほんとうに船旅がしやすくなった。旅行代理店にとび込めば船旅のパンフレットも用意してあるし、予約もできる。「クイーンエリザベス2世号」などは最も大衆的な知名度のある船だから、これに乗るためのプランはたいていの旅行代理店でつかんでいるはずである。ジェット機のパックツアーの申し込みなみに予約ができるから楽なものだ。私の船旅は少しひねくれた発想なのでこうはいかなかった。日本にやってこない船ばかり選んで乗ったので、日本の代理店では予約ができず、アメリカなりイタリアへ直接手紙を出して申し込んだ。

[参考]
コンフォートホテル仙台東口 - じゃらんnet
http://www.jalan.net/yad358410/

新潟市のホテル - じゃらんnet
http://www.jalan.net/hotel/170000/NO_102334/

グランドセントラルホテル - じゃらんnet
http://www.jalan.net/yad323236/

船賃も銀行へ行って電信為替で払い込みをした。しばらくして向こうから船室の予約がとれたという手紙と乗船受付時間や場所、タグ(荷札)などが送られてくる。こうなるともう旅仕度にまっしぐら、ウキウキである。タグに知らされたキャビンナンバーを記入して荷物にぶらさげる。出港時の飲み物の予約まで同封されているので、ヤジ馬気分で折り返しシャンパン一本を注文しておく。乗船すれば自分のキャビンにちゃんとシャンパンがクーラーに入れられて用意されているという寸法なのである。シャンパングラスを片手に出港風景を眺めるというのは考えただけでいい気分、まさにぜいたくな気分とはこのことだろう。こうして私の場合、日本から航空機に乗ってジェノヴァへ、あるいはロサンゼルス、マイアミへまず行き、そこから船に乗り込んだ。船客待合室で長い行列をつくって出国手続きをすませ、ウェルカム・アボード(ようこそご乗船)の飾りアーチをくぐってタラップを渡れば、めざす船の中。手前でパチリと記念撮影のカメラマンのフラッシュが光る。いよいよ船旅が始まる。




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