歓びになるのがスローサイクリング

2012.01.07

大陸における村と村の間隔は、場合によっては日本からすると桁違いに大きいだろうから、それはむしろある程度以上の距離を走るツーリズムにふさわしい言葉なのかもしれないが、里と里を結ぶ、という言い方なら、日本におけるスローサイクリングにもぴったりの合言葉ではないかと思う。特に、古くからある集落の周辺や、山道を除き古くから存在していた道は、走りやすい環境となっていることが多い。昔の道は、人や牛馬が曳く荷車の通行を考えて作られていた面があり、極端な急坂はできるだけ避けるようにしたものも多いからだ。

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遠回りしてでも、緩やかに上ってゆく、という感じである。遠回るすので、美しいカーブやいかにも旧道らしい風情にも出会える。これに対し、戦後、都市郊外の丘陵地に開発された住宅地などは、車での通行を第1に考えているため、自転車では大汗をかくような坂の道を張り巡らせてしまったケースが多々ある。まあそういう道は車でも危険が多く、歩行する住民の安全上も好ましくないため、最近の開発では別の方法をとるようだけれど。そのような道を避け、走りやすい、愉しい道を探す、そしてそのこと自体が歓びになるのがスローサイクリング的であろうと私は思っている。




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