問題点の多くは、他宿泊施設に対する旅館の競争力低下に起因している。都市部におけるビジネスホテルの進出、観光地におけるペンションその他新しい宿泊施設、公的宿泊施設の成長は、これら施設に対して旅館の競争力が概して劣っていることを示している。ちなみに厚生省の調査によると、利用客の減少を訴えている旅館は全体の六割近くにものぼり、他の宿泊施設を大きく引き離している。旅館の競争力低下を考える場合、価格競争力、非価格競争力の二つの側面に区分して検討する必要がある。
[参考サイト]
出雲市 ホテル
http://www.jalan.net/hotel/320000/NO_101558/
加古川プラザホテル
http://www.jalan.net/yad394916/
チサンホテル郡山
http://www.jalan.net/yad341197/
別府温泉
http://www.jalan.net/onsen/OSN_50437.html
千歳 ホテル
http://www.jalan.net/hotel/010000/LRG_012900/
非価格競争力の問題点は旅館の提供するサービスが利用者ニーズと乖離していることであろう。泊食一体の不合理な料金体系、プライバシーを確保しにくい客室構造などはこの代表である。一方価格競争力の欠如は、和風、干渉的サービスを望む従来からの旅館顧客層の旅館離れを促進している。追加投資の不足にともなう施設の劣化、人手不足による人的サービス水準の低下などに加え、利用者の日常生活の著しい向上は、旅館をアメニティの低い施設に変えてしまった。